カスドース

「カスドース」というお菓子をご存じでしょうか。

「今更何を言っているんですか」と菓子好きの人からは

怒られそうですが、普段なかなかお目にかかれないんです。

長崎県平戸の銘菓で、カステラと同時期に日本に伝わったとされています。

 

カステラを少し乾燥させ、一口大に切ってから卵黄を塗ります。

(中に浸りすぎないようさっと潜らせるのがコツなんだそうです)

沸騰した糖蜜に浸けてグラニュー糖をまぶします。

個人的に日本のカステラは世界においても、一級品のお菓子と思っています。

そのカステラを少し乾燥させ、卵を塗り、糖蜜にグラニュー糖までまぶすなんて、

と思わないこともありません

でも良く考えると日本に伝わったカステラの原型だったものは、

それほど質は良くなかったかもしれない。さらに長い航海に耐えうるものだった

ものだったかもしれませんね。それを少しでも美味しく(卵や砂糖は大変貴重だった

はずですからも)、長く味わいたかったから「カスドース」は生まれた、

のかもしれません。

出島が出来る前はこの平戸が海外との窓口だったので、

様々な人や物が入ってきたはずです。衝撃を受け、驚きの中から自分たちで工夫し

新しいものを作り上げてきたこの国の職人達に敬意を捧げます。感謝感謝です。

 

自分の事のように書きましたが、この「カスドース」も郷里の先輩のいつもの旅の

お土産です。その旅行記を読みながら頂くと、何とも楽しいひとときになっていきます。

写真は湖月堂のものですが、この「カスドース」自体400年の歴史を持っていますが、

平戸藩松浦家の茶菓子で一般人は口に出来ず、持ち出しも禁じられていたので、

良く知れ渡るようになるのは明治以降のことのようです。

 


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