黄味しぐれ

久々に「黄味しぐれ」を作ってみました。

今回は漉し餡も白餡も市販されているものを使いました。

白餡に茹でた黄味だけを加え、上新粉・ベーキングパウダーを入れて

程良い固さになるまで混ぜていきます。

漉し餡を包み、蒸し上げます。

蓋を開けたときひび割れた状態になっていれば、完成です。

何故か蒸し立てより、少し時間が経った方がよく馴染んで

美味しくなってきました。二日経っても美味しく頂きました。

時雨の雲の間から見える光や稲妻をひび割れが表しています。

何色を見せるかで職人の想いが伝わります。

上の黄身しぐれは、想いは全く無くただひび割れたといった感じです。


きんとん

前に作った白餡が残っていたので、初めて練り切りを作り

きんとんに挑戦してみました。

まずは求肥、白玉粉と砂糖と水を火をいれながら

良く練り込みます。透明感が出たら、今度は水分を飛ばした

白餡と合わせまた良く練ります。これで練り切りの完成。

練り切りに色を付けようと思っていたのですが、我が家の白餡は

きび砂糖を使っていて白くないのです。

だから「色付けてもくすむだけだろうな」と、そのままいくことにしました。

練り切りの漉し器に通し、漉し餡を核にその周りに付けていくのですが、

これが想像以上に難しかった(当たり前ですよね)。

それでも抹茶を点てて食べたのですが、これが美味しかった(自画自賛)。

自分のお菓子の可能性がまた広がった瞬間です。

写真では「栗餡」のように見えますが、白餡そのままです。

次は白い砂糖を使って、ちゃんと白餡を拵えてみようと思います。


水無月 (夏越の祓)

六月三十日は「夏越の祓=なごしのはらえ」です。

半年分の罪や穢れを、茅の輪をくぐり払います。

十二月末の年越の祓と合わせて、八の字を書くように

三回廻る、などと言われます。

この「夏越の祓」に食べるのが「水無月」です。

氷に見立てた三角の外郎の上に小豆が乗った、

涼しそうで且つ邪気が払えそうなお菓子です。

水無月=六月は旧暦で言えば、梅雨が終わった暑い盛りです。

その昔宮中など高貴な世界では、「氷室」など言葉があるように

冬にできた氷を何とか夏に食べられるように工夫していました。

もちろん庶民にはそんなことも出来るはずないし、

ということで「水無月」のようなお菓子が生まれてきたようです。

 

今回は「仙太郎」の「水無月」黒糖・抹茶を頂きました。

個人的には少し甘さが直球で迫ってきましたが、

暑いときはこの位がいいのかもしれません。

これから暑くなりそうです。甘い物で元気出して行きましょう。

 


「高橋みどり器店」

吉祥寺のギャラリーfèveで開催された

「高橋みどり器店」に出掛けてきました。

スタイリスト・高橋みどり氏が選ばれた素敵な器の数々は、

見ているだけで美味しいものが想い浮かんで来るようでした。

この日予約制で開催された<お茶の時間>では、

長年勉強されているという煎茶を、高橋みどり氏自ら

煎れ皆様に振る舞われていらっしゃいました(今日は八女茶でした)。

テーブル席では、高橋みどり氏が選んだ器に合うお菓子を、

金塚晴美氏が拵えて、それを頂くことが出来ました。

何とその場に金塚氏がおられ、お菓子の説明を直接聞くことが出来ました。

そして一緒に<お茶の時間>に参加されたのが、なかしましほ氏でした。

我が和菓子と洋菓子の両師匠(本を通じてだけの弟子ですが)と

同じ時間を共有出来るなんて嬉しい限りでした。

(只、余りにも突然で心構えもなく、今考えるとお二人には色々お聞きしたいことも

あったのに、まったくお話が出来ませんでした。写真をお願いすることも・・・。

思い出として、しっかり記憶に留めようと思います)

 

今日のお菓子は・・・・これが本当に美味しかったのです。

(これまで色々金塚氏のレシピで和菓子を作ってみましたが、

レベルの違う美味しさでした。もっともっとしっかり作ってみようと思った次第です)

「冬の色」

栗餡に少し白餡を合わせ、それに漉し餡を重ねています。滑らかで栗の風味が

優しく広がりました。松の実がアクセントになっています。

「柚子つばき餅」

求肥に卵白を合わせたお餅で白餡に黄味を合わせ、さらに柚子のピールが入った餡を

包んであります。

口当たりといい、その風味といい、ちょっと驚きの美味しさでした。

 

これだけでも私にとって至福の時だなあと思います。

器を見ていて一目惚れした皿が、金塚氏のお菓子を乗せて出て来ました。

やはり素敵だったので、迷わず買って帰ってきました。

因みに作家は「島るり子」氏です。


まほろ堂蒼月

今年オープンした、新しい和菓子屋に行ってきました。
洋菓子店に比べ、個人でオープンされるお店というのは
とても少ない様に感じております。
(他業界や大手和菓子店の新ブランド展開などは
メディアにも時々取り上げられております)

世田谷線・宮の坂下駅の近く、「まろほ堂蒼月」がそのお店です。
すっきりとした印象の店舗で、数はそれ程多くないのですが
店内でお菓子も頂く事が出来ます。しばらく飲んでいなかったと
抹茶と葛桜をお願いしました。
塩漬けされた桜の香りに包まれた葛の喉ごし、
それを邪魔しないきめ細かな餡の甘さがスーっと広がって行きました。
こんなお店が近くにあったら嬉しいはずです。
これからもずっと地元の人に愛されていってほしいと思います。
「美味しかったです」と声を掛け、お店を後にしました。

 

妖菓目玉おやじ

先日鳥取県米子に行く機会がありました。
そして境港駅から水木しげる記念館まで続く約800m,
「水木しげるロード」を案内して頂き、
ぶらっと通りを半分ほど散策して参りました。
ちょうど月曜日だったのでほとんど人通りも無く、
おじさんが鬼太郎商品(特にお菓子ですが)をじっと見ているのも
ちょっと恥ずかしい感じでした。

記念館の近くにある「妖怪食品研究所」というお店で、
「妖菓目玉おやじ」という商品が販売されていました。
何となく「これ下さい」と言うと、店主は
「お持ち帰りになりますか、直ぐに食べられますか」と。
「直ぐに食べます」と答えると、串に刺したお菓子を手渡されました。
「逆さにしないでね」と。
みんな遠近法を使って、その場で「目玉おやじ」になりきるそうです。
余り期待しないで食べたのですが、何とこれが実に美味しかったのです。
よく見なかったのですが、帰ってからネットで確認すると
松江の老舗和菓子店「若草」で有名な「彩雲堂」が提供してるとのこと。
流石です。


その他鬼太郎型の「妖怪まんじゅう」などなど、面白い商品が沢山ありました。

そしてやっぱりキャラクターがしっかりしているので、どう遊んでもテーマ性が
一貫している印象を与えていました。今度は混んでいる時に行ってみよう。



 

鹿の子

甘納豆を作っている途中でふと思いついたのです。
「鹿の子ができるのではないか」と。
乾燥は始まっていましたが、ひとつまみ食べると
「まだ大丈夫」と残っていた漉し餡を解凍し、
求肥餅を拵えて、初めての「鹿の子」作りに挑戦です。

「鹿の子」その姿が鹿の子の模様に似ているところからついた名前です。
江戸時代中期、歌舞伎役者・嵐音八が人形町の恵比寿屋というところで
売り始め、江戸時代終わりには名物となっていたと言います。
餡好き・豆好きとしては好物の上位に来る一品です。

漉し餡の中に求肥を入れてまるめ、その上に茹で小豆をまぶしていきます。
隙間を埋めるように貼り付けていくのですが、これがなかなかきれいに
いきません。と同時に思っていた以上に小豆が必要とということがわかってきました。
「甘納豆がなくなってしまう」と心配しながら、何とか仕上げました。
そこに艶寒天を塗り、出来上がりです。
まあまあとまあまあと足してもまあまあでした。
それでも「鹿の子」が出来たというだけで、今回は大満足です。


 

あずきしぐれ

クリスマスが近いので(?)「あずきしぐれ」を作ってみました。
こしあんを拵えたときから作ってみようと思っていたのですが、
延び延びになっておりました。(まあ誰かに頼まれた訳ではないのですが)
「しぐれ」を作るには、少しこしあんの水分量が多めだったため
下拵えにちょっと時間が掛かってしまいましたが、
まあ何とか出来たといった感じでしょうか。
味はまあまあ、しっとりとした上生菓子になりました。


抹茶を点ててみるのもいいのですが、今回は頂いた静岡のお茶を、
少しぬるめに入れてみました。
 

小倉しぐれ 風?

自分で作る小豆餡はどうしても粒餡になってしまいます。 
何度か漉し餡を作ろうかなと思うこともあるのですが、
最後は「やっぱりもったいない」と諦めます。
それでも漉し餡を使ったお菓子が食べたいではないですか。
今回は市販の漉し餡を使うことにしました。

以前から作りたいと思っていたのが、「小倉しぐれ」。
人気の和菓子教室を主宰している金塚晴子氏の著書
「キッチンでつくる茶席の和菓子」を参考に挑戦。

結果から言えば、味はまあまあ、形はゴジラの卵かな
(見たこと無いけど)。しぐれに関して言えば形が悪いと言うことは、
つまりは口当たりが悪いと言うことです。ちょっと残念。
が、もっと美味しくなるんだと思うことにしました。
そして気を取り直して、丹念に抹茶を点てました。
師走の慌ただしい中、静かにいただきました。


黄身しぐれ

久々に大福豆を使って白餡を炊いてみました。
その前に小豆の粒餡も炊いてあったので、
黄身しぐれに挑戦してみました。
蒸し上げた直後に食べたものより
少し置いてからの方が餡がなじみしっとり感が出て
美味しくなった感じがしました。
と、よいところだけ書けばいいのですが、
やはり職人とは違います。
形が作れないのです。手の中で少しずつ伸ばすように
包んでゆく、その手が残念ながらないのです。
(とにかく沢山作らないとね・・・職人になる気か)
黄身しぐれなどの繊細なお菓子は、餡の量・厚さが
美味しさに大きく影響します。
一口食べたときのバランス、それを会得することが
果たして出来るのだろうか・・・・・。
「しぐれ」は蒸し上げたとき、お菓子の表面にひび割れが出来ます。
これを昔の人は、雨雲の切れ目からさす光のような、
空を切り開くように走る雷のような、
雨の風景に見立て「時雨」と付けています。
(お菓子は桃山時代に大陸から伝わったようですが、
名前は後からついたと言われています)
こんなセンスを持ち続けていたいとつくづく思います。
(自分のお菓子を見ていると時雨の名には辿り着かないとは
思っています)





calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM